理髪店でエステいかが? 女性客獲得の動き盛ん/鹿児島県内
「顔そり」武器 産毛や汚れ取れメークののり良く

 「本格メークに顔そりは欠かせません」―。男性客中心だった理髪店が顔そり技術を武器に、20代の女性客獲得にも乗り出している。最近は皮脂吸引、パックをつけたエステコースも定着。流行はまだ東京、大阪など大都市中心だが、鹿児島県内の理容業界も「近くブームになる。若い男性客を美容院に取られているが、ここで女性客を奪回したい」と意気込む。
 顔そりは理容師だけに許された技術で、顔やうなじ、耳たぶの産毛をそる。本格的な顔そりをすると、洗顔で落とせない汚れがとれて肌の色が明るくなる上、メークのノリが良くなると注目を浴びている。
 客の男女比が6対4の理美容「髪ingポピー」(鹿児島市照国町)は顔そりにエステをつけている。マッサージまでのフルコースは約1時間半で4000円から。5人のスタッフ総掛かりで顔そり、イオン水蒸気エステ、皮脂吸引、酵素パック、手のオイルマッサージ、肩マッサージをする。
 「女性には特に日本刀と同じ刃のかみそりを使う。高い技術が必要」と酒匂真寿美店長。そり上がりはゆでたまごのように滑らかだ。同市春日町の主婦(42)は「知人から理髪店でエステができると聞いた。安いし最高」と話す。
 同市鴨池新町の自治会館内にある「PEACE」では電動フットマッサージ、耳掃
除が加わる。2時間4500円程度。若い女性が理髪店で男性と肩を並べるのは抵抗がありそうだが、同店の平尾昭代表は「これから個室を整えリラクゼーションを提供したい」と力を込める。